【TC】天海春香FD戦の回顧ー反省と今後の展望- あと未来陣営について少々

TCお疲れ様でした。

1ヶ月に及ぶ選挙戦でしたが、私が応援していた天海春香さんは、暫定ではありますがファイナルデイ(以下FD)役を射止めることが出来ました。
この記事では私なりに選挙戦を振り返ってみようと思います。

なお、春香視点の選挙の流れの仔細につきましては、春香陣営で音頭を取ってくださったスタントンPのブログが詳しいですので、こちらをご参照ください。
TC振り返り①配役発表から初のダイマ発表まで - stantonharukaの日記

(以下はあくまで春香陣営に属していた一個人の主観であり、ことに他陣営の当事者からすると実態に即していない場合があることをご容赦ください)

1.配役決定
ニコ生で配役が発表されると同時に、春香P間で話し合いが始まりました。
まず注目を集めたのは、アマミリリスのワードが先行したアマリリス役。
他の有力アイドル複数の参戦も仄聞される中、その方向で話が進みましたが、ツイッターではFDを推す声が多数であることから、FD役に舵を切りました。
「今更閣下役は嫌だ」という声もありましたが、少数であり、ほぼ抵抗なく押し切られた形です。
ただ、黒春香のイメージを嫌う人にも配慮して、白春香の閣下像アピールが試みられたりもしています。
で、私はですが、レッドリボン軍というワードを目にしたので、開戦前に即席で切り貼りMADを作りました。



……はい、以上で私のTCでの活動は終了しました。
以後話し合いや雑談には一応参加していますが、ほとんど何もやっていません。
でも今後も流れはそれなりに把握しているので、この記事はもうちょっとだけ続くんじゃ。
なお、本動画についてですが、雑な切り貼りMADにもかかわらず8600回も再生していただきました(2019年1月26日時点)。
ひとえに広告宣伝をしてくださった方々のおかげです。ありがとうございました。

2.開戦と琴葉の転戦
開戦と同時に春香さんはスタートダッシュに成功しFD役で1位に付けました。
13年積み重ねたイメージの賜物か、事前のアピールがうまく行ったのか、勝利のために他の役を推すPも協力してくれたのか、理由は定かではありませんが、ここで失敗した陣営が勝利することは困難を極めますから、完璧なスタートです。

が、幸先良く始まったFD戦線は、急転直下の事態となります。
孤島の主人公役戦線において茜ちゃんが電撃戦を成功させ、その結果を受けた琴葉がFD戦線に転戦してきたのです。
かくて美也との一騎打ちだったFD戦線は三つ巴の様相を呈しました。

3.荒らしの跳梁
FD戦線が風雲急を告げる中、難事が春香陣営に降りかかります。
一部のPが、「役を765ASで埋める」ことを主張しだしたのです。





なるほど、家庭機用のアイマスやアニメにしか触れていないPからすれば、さほどおかしくない考えだったのかもしれません。
しかし、ミリオンライブは52人で765プロのコンテンツです。
何年もミリオンライブに関わってきたPの多くは、765AS担当であってもシアター組にお気に入りの子がいます。
765AS以外を排斥する思想は、ミリシタPの多くからすると、異物で和を乱すものでしかありませんでした。
悪気なくそういう発言をされた方もいらっしゃったとは思うのですが、この状況で、人の話を全く聞き入れなかったり、虚偽の話をしてAS埋めを主張する書き込みが多数乱立する事態となります。







この春庵と称するユーザーが、春香コンベで決まったと騙り、他アイドルのコンベを荒らし回りました。
状況が切迫したため、事態に対処するべく春香P数名の有志による荒らし対策会議が開かれました。
参加したPは多くはないとは言え、冷静に話し合えたことはプラスになったと思います。
各コンベの謝罪とは別に、私個人でも、運営に対しグリー版にあったファン数表示を実装して欲しいと要望を送りました。
果たして翌日、運営から正式に声明が出ました。


ファン数表示や荒らし対策機能は実装されませんでしたが、運営による事実上の荒らし認定です。
私としては、どう見ても荒らしではあるが建前としては身内から出た不始末として謝罪すべき、というスタンスだったのですが、これにより、内外に春香陣営とは関係のない荒らしであると認知してもらえました。

……後日談。この春庵氏、姿を消したのかと思っていたら、正月休みを満喫し新年になって現れました。



運営さん、仕事してください。
あと、この春庵氏に呼応するかのように工作認定する方がいました。





名前が違いますがIDが同じですね?
悪気なく言ってしまう人もいたのかもしれませんが、荒らす意図を持って書き込む人がいた事の証左でしょう。
先述した荒らし対策会議以外の方々も、問題のある書き込みに対し適切な対応をしてくださったことで、大火には至らずに済みました。春香Pが意識を共有できた結果だと思います。
非常事態に際し奔走したすべてのプロデューサーの皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした。
そして他コンベの皆様、大変ご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。

4.幻のしじみリボンサンドと琴葉撤退
界隈が765AS埋めで不穏になる中、コンベ同士の交流で新たなユニットが誕生しました。
FD戦3者による合同ユニットです。
しかし結論から言うとこのユニットはすぐに殆ど語られなくなりました。
琴葉がFD戦線から事実上の撤退をしたからです。
三つ巴ポスターを作ろうという話は立ち消えになり、
残った美也と友好的な対戦を演出しようという空気も雲散霧消しました。
これを境に春香陣営は、美也陣営の動向を注視し対策を練るようになります。

5.不振に終わったキラメキ侵攻形
これ以降、春香陣営は以下の方針に従って行動しました。
 
・一斉でまくられないように美也との票差をキープし続ける。
・票を集中して大量リードすることはしない。
・注目されないことで浮動票の流入を封じる。
 
春香陣営では常に日速と票差を意識し、必要に応じて定時投票の量を増やすことで、美也との票差を保とうとしました。
当初はこのまま最終日(ファイナルデイ)の一斉投票まで持ち込む算段でしたが、ここで美也陣営が仕掛けます。
ニドイッチ作戦と号して、数値目標を掲げ年末からの攻勢をかけてきたのです。
このまま座視していては接戦に持ち込まれてしまうことから、春香陣営は急遽一斉投票を企画しました。
30万票を目標とした限定一斉投票です。
春香陣営では、これまで一斉を企画していなかったことと、美也の票の動きが想定を上回ってはいなかったことから、作戦発動直前には楽観的な空気が充満していました。
一部には、もっと上の数字目標を掲げるPもいたほどです。
しかし蓋を開けてみると、優勢であったこともあってか票の出し惜しみが発生。
発動前の24万票から目標の30万票に到達したのは、6時間も後のことでした。
目標は達成したとは言え、他の戦線における一斉投票や、作戦発動直前の空気から鑑みると、作戦は不振に終わったと言わざるを得ません。
春香陣営選対本部のアクティブ度に反して、非コア層に対する組織力・拡散力の低さが露呈しした結果です。
とまれ、この作戦により再び大量リードを得た春香陣営は、従来の方針通り票差を維持することになりました。

6.終戦
結論から言うと、この後大きな波乱はありませんでした。美也が肉薄してくることはついぞなく、最終日には票差を拡大してFD戦は終結しました。
今になって論じるならば、正月攻勢を切り抜けた時点で勝敗は決していたのやもしれません。
しかし、期間中はいつ美也がまくってくるかわからず、先の一斉不振もあって、こちらの持ち票がどれだけあるかもわからないままの戦いでした。
おそらくこれは、数値目標を次々に掲げるプランを立て、全力一斉を実施しなかった美也陣営も同じではなかったかと思います。
春香陣営の行動は常に美也陣営の動きに応じたものであり、その行動は後手に回りました。
もし美也が電撃戦を成功させて接近戦に持ち込んでいたら、大量の浮動票が乱舞する事態となったでしょう。
最終日の女主人戦線を見れば、一斉投票の為に票を残していたところで、雲霞の如く押し寄せる浮動票の前には担当Pだけではどうすることもできなかったことは明らかです。
最終日(ファイナルデイ)一斉投票に拘ったのは、その点において危ない橋でありました。

7.課題

FD戦の回想を終えたところで、いくらか気になったことや反省点を書き出してみたいと思います。

イ.配役と方針の決定
主人公や先生に流れた票も一部ありましたが、結果としてはほとんど割れませんでした。
ただこれは、ハマリ役であったことが一番大きいのではないかと思います。
閣下を忌避する層に納得してもらえたのかもよくわかりません。
配役決定で紛糾した経験がないことが、次回以降初動のつまづきの原因となることは十二分にありえます。
また、TAやTBで綻びを見せなかった陣営がTCでは荒れてしまった、という事例が多々ありました。
今回はコンベでの意思決定が徹底され、大きく決裂するようなことはありませんでしたが、次回以降、劣勢に立ったり、進行に不具合があったりすれば、どうなるかはわかりません。
他の陣営の記録から戦訓を見いだし、破綻することのないようにしなければなりません。

ロ.一斉投票
先に上げた「キラメキ侵攻形」と最終日の「キミがいて軍になる」は、一斉投票としては小火力に終わりました。
終始優勢であったのが大きいのでしょうが、他の戦線ではリードしている陣営でも大火力一斉を見せつけた例もありますし、この結果はなんとも心もとないです。
春香陣営の作戦で目論見が外れたのは、実質この一斉投票だけではないでしょうか。
もし琴葉が一本化してFDにやってきていたら、攻勢を受け止めることが出来なかったのでは、というのが偽らざる気持ちです。
次回以降は最終日(ファイナルデイ)にやらなくてもいいでしょう。

ハ.拡散力・宣伝力
ツイッター告知のRT数で美也に負けていた局面もありました。他の戦線とは比べるべくもありません。
スクショ企画やおみくじなど、票とは直接関係ない企画もありましたが、どの程度他の陣営に認知されていたのでしょうか。
拡散力の拡大は次回以降の課題でしょう。
春香陣営の宣伝は10年以上積み重ねたイメージの上に乗ったもので、この点において美也陣営の方が上だったのではないかと思います。

砂浜先生の漫画でもFD役だったりしましたし、春閣下のイメージはやはり大きかったのでしょうね。
あとこれが公式でいいよ。

ニ.荒らし・問題発言
これに関しては、概ねうまく対応できたと思います。
陣営全体の気を引き締め、事が起きたら迅速に適切な処置をすることは次回以降も求められます。
ですが、他人の言動をコントロールすることなど無論不可能ですし、TC期間中にしてもたまたま荒れなかっただけかもしれません。
取り越し苦労であればよいのですが、振り返ってみるに、他アイドルの担当が見たら快く思わないのでは? という発言は、私のものも含めてあったと思います。
他の陣営と喧嘩しても得することはありませんし、問題のある言動は自陣営のイメージを大きく損なう結果をもたらします。
春香さんの言葉を借りるなら、「全員で走り抜きたい。今の全部で」
自陣営に厳しく、他陣営には寛容でありたいですね。

8.最後に

以上、私なりにTCを振り返ってみました。
事実誤認やツッコミどころなど多々あるかと思いますが、何かの参考にでもなれば幸いです。まあ、ならないでしょうけれど。
最後まで読んでくださった方、お付き合い下さりましてありがとうございました。
会議で進んでまとめ役を引き受けてくださったスタントンPをはじめ、それぞれの得意分野で支援してくださった春香陣営の皆様、票を入れてくださったプロデューサーの皆様、戦線担当は違えどTCを盛り上げてくださった全ての皆々様に限りない感謝を。

最後に、一部他戦線の簡単な感想で締めくくりたいと思います。

志保
TAで大きく荒れ、TBでもそのイメージに苦しめられましたが、今回はほころびを見せることなく、且つ最後まで油断せず票を入れ続けた完勝でした。
担当Pの心が一つになった結果だと思います。
初勝利おめでとうございます。

律子
多彩な支援で楽しませてもらいました。
残念ながら勝利には届きませんでしたが、その姿勢に勇気づけられた他担当も多いかと思います。
お疲れ様でした。

まつり
2回連続惜敗。TAではひなたに入れたなぁと思い返しながら、僅かではありますが票を投じました。
暫定勝利、おめでとうございます。

千鶴 エレナ
ちづエレきてる。





私は未来Pでもありまして、TBでは支援MADを上げて全票突っ込みました。
ご存知の通り結果は敗退。
2位枠でボイスドラマ出演するも、これじゃない感は拭えず、TB敗戦はかなり引きずりました。
今回は春香さん参戦ということで、話し合いへの参加はそちらに専念。
未来には支援MADをポチポチ作るも結局間に合いませんでした。

まあそんなことはどうでもいいです。
TCの未来さんは過去最大の惨敗でした。
これに関して、本当に何もしていない私がああだこうだ言える道理は勿論無いのですが、TC終了後、未来陣営に対する告発が出回りました。
未来Discordがコンベに介入し意図的に発言を流した、というものです。
公式コンベは開催と同時の設置であり、使いづらかったこともあり、外部で話し合ってからコンベに持ち込むことようにしていた陣営は多いようですし、これ自体は何の問題もありません。
ですが、所詮外部に過ぎない一部のコミュニティが公式コンベを軽視しては、荒れるのは当たり前です。
未来陣営に関していえば決定はコンベで行っていましたが、議論をコンベでやれなかった、そういう空気がなかったことも原因でした。

TC春日未来陣営について - 髪留めと絵本と
個人的なTCの未来陣営で思ったこと

TCで関わっていない私が言うのもなんですが、三連敗の上にこの状況は正直悔しいです。
この敗戦を受けて、コンベでもDiscordでも意識を変えるべきだという声が上がっていますし、次回では状況が改善されることを願ってやみません。
恥を雪いで次こそは勝利を。

……製作中の支援MADはその内完成させます、多分。

3月10日追記。
動画できました。